北海道札幌市にある動物園「ノースサファリサッポロ」。
このノースサファリサッポロ内にある、アザラシと泊まれるコテージに宿泊した人の口コミが多くの衝撃を呼んでいます。
今回は、
について調べてみました。
ひどいって言われてるけど、どんなひどさ何だろう…
ノースサファリサッポロのアザラシと泊まれるコテージがひどいと言われる理由は?
ノースサファリサッポロのアザラシと泊まれるコテージがひどいと言われている理由は何なのでしょうか?
▼現在SNSで話題となっているコテージの様子がこちらです。
「北海道アニマルグランピング」の中の「アザラシコテージ」という部屋
のようです。
ベッドの隣にアザラシの飼育小屋があり、宿泊しながらアザラシを観察できるような仕組みになっています。
一見、斬新で特別な体験ができそうな施設ですがひどいと言われる理由は以下のようなことだと考えられています。
ひとつずつ見ていこう
アザラシの小屋が狭すぎる
先ほどの部屋から見えるアザラシ小屋や上記の写真を見てみると、奥の通路へ出入りが自由なように見えます。
ですが実際、
飼育員が餌を与えるためだけのもので、それ以外は閉ざされている
ようなのです。
部屋から見える狭い範囲しか動けず、水深も浅いというとてもアザラシが心地よく過ごせる場所ではないように思えます。
動物からしたらかなりの閉塞感だね…
餌の時間が不規則、餌が足りていない可能性も
飼育員が餌をあげるときだけ奥の通路を開放すると先述しましたが、
餌は宿泊者が何時にあげるか決められる
ようです。
▼実際の宿泊客の口コミ
夜中もお腹が空いているのかゔぉーと鳴いて暴れていました。
そもそも動物にとって不規則な餌やりは
- ストレスの増加
- 消化不良
- 行動変化
などを引き起こす恐れがあるため規則的な餌やりをすることが好まれています。
ただでさえ狭い空間に入れられており、さらに食事も不規則となるとかなりの負担がかかっているのではと考えられますね。
また、夜中も頻繁に鳴くようで、不規則な餌やりの結果お腹が空いてしまっているのでは?とのことでした。
餌やりができる所はあるけど、時間を決められる所は初めて見たかも…
淡水で飼育
さらには、アザラシを淡水で飼育しているという情報もありました。
アザラシは
海水の塩分や圧力などの環境に適しているため、淡水だと健康に悪影響を及ぼす可能性がある
ようです。
とにかく動物に影響がない環境であってほしいよね
かなりストレスを受けている
先述した3つの理由に加え、
日々の宿泊者からの視線や騒音などがさらにストレスになっている
可能性があります。
ストレスが溜まると、
- ストレスホルモンの増加
- 異常行動
- 防御的行動
などが見られる恐れもあり、心身共に動物にとって良くない環境であることがわかりますね。
異常行動をしている動物が話題になることは度々あるよね汗
以上のことから、アザラシはコテージの中で劣悪環境に置かれていてひどいと言われているようです。
飼育環境が原因かは定かではありませんが、何かしらの問題があった可能性は捨てきれないですね。
ノースサファリサッポロはアザラシ以外にもコテージがある?
今回話題となったのはアザラシコテージですが、アザラシ以外にも一緒に宿泊できるコテージがあるようです。
この写真でも餌やり以外の時間は後ろの扉が閉め切られていることがわかりますね。
特にライオンは身体が大きいにもかかわらず、この狭さの小屋に入れられている様子を見ると何とも言えません。
▼過去には、ライオンの親子がこの小屋で過ごしていたこともあるようです。
また、コテージ内ではミーアキャット・モルモット・ハリネズミなど「小動物の貸し出し」を行っているようです。
コテージの中に小さなゲージがあることがわかるので、宿泊客にはその中で飼育させているのかもしれませんね。
事前に説明などはあると思うものの、各動物の飼育・専門知識がない宿泊客に対して、飼育員の目が届かない環境に動物たちを置くことはかなりのリスクがある気がします。
貸し出された動物たちのケアがちゃんとされていることを願うばかり…
ノースサファリサッポロは園内もひどい飼育環境?
ノースサファリサッポロはコテージだけでなく、
動物園内の飼育状況も劣悪
だと言われています。
猛禽類
フクロウなどの猛禽類はデンジャラスの森というゾーンにいます。
猛禽類は木に括り付けられており、ほぼ動くことができない状態のようです。
上記の映像では、木から落ちてしまい、自分で戻れずにもがいている猛禽類がおり、目を背けたくなるような状況です。
口コミでも
「常に人に触られ続けて寝ることもできず、生きた標本のようだ」
と言っている人もいたくらいです。
猛獣
同じくデンジャラスの森では、トラやクマに餌やりができるゾーンがありますが、
トラは短い鎖で繋がれており、クマには餌を吊るして踊らせるという方法を取っている
そうです。
完全に見せ物状態だね…
猿やたぬきなどの動物
猿やたぬき、アルマジロなどは鎖に繋がれている影響からか異常行動を起こしているようです。
異常行動は強いストレスを感じた時などに見られる行動のことです。
また、ハスキー犬やたぬきなどは暑さからかグッタリしており、檻の中は糞の処理がされていないところもあったようです。
夏は水分とかきちんと取れているのかな…
過去には動物の死亡報告も
2024年7月、ノースサファリサッポロでは仔ライオンが2頭立て続けに亡くなっています。
他にも、過去キリンが2頭(4歳、5歳)、先述したアザラシが7頭亡くなっていることが分かっています。
キリンの寿命は飼育下だと20年以上とされているので、病気か事故で亡くなった可能性がありますね。
このような件もあり、飼育環境が整っているのか疑問を持つ人が多くいるようです。
おわりに
以上、ノースサファリサッポロのコテージがひどいと言われている理由を調べてみました。
過去にはメディアで取り上げられたこともあるノースサファリサッポロ。
日本一危険な動物園とも言われているようですが、とにかく動物ファーストであってほしいですね。
このような環境に置かれた動物たちが重篤な事故に遭わないことを願うばかりです。